セキセイインコの発情過多が深刻

我が家のインコ達での悩みと言ったら、これです。発情過多。これに尽きます。

セキセイインコには一応発情期というものがあるらしいですが、飼育下のセキセイインコについてはいつでも餌があるために、いつでもが発情期になってしまいます。

これを解消するにはやはり、餌の管理が大切になってきますね。

常に餌入れにはいっぱいの餌があると、セキセイインコは安心感からなのか発情をしてしまいます。

それが続くと発情過多になってしまうのですよね。

発情過多の問題点

セキセイインコが発情する分には全然問題はないのですが、これが必要以上に発情してしまっていると発情過多となってしまいます。

そのまま1年中発情を続けていると発情過多から病気を発症してしまいます。

よくあるのが、先日もえりちゃんが亡くなってしまいましたが、精巣腫瘍になってしまうことですね。

メスなら腹壁ヘルニアでしょうか。

下腹部が異常なくらいに膨らむ病気です。

こうなると治療するには手術しかない感じです。それは可哀想なことですよね。

そうならないように餌の管理を頑張りましょう。

卵量産してしまう問題

オスの場合は精巣腫瘍になることが問題でしたが、メスの場合は卵量産が問題です。

卵量産すると腹壁ヘルニアなどになって、こちらも手術が必要になってきます。

精巣腫瘍も腹壁ヘルニアも良性腫瘍なら、餌の管理などで治療することも可能ですが、悪性腫瘍なら手術以外に方法はありません。

手術が出来ない場合は、そのまま亡くなるのを待つだけです。

そうならないように、発情過多は早い段階で治さなければなりませんね。

まとめ


セキセイインコの発情過多は、飼育下で特に深刻な問題として知られています。

自然界では季節や環境に応じて発情期がありますが、家庭で飼育されているセキセイインコの場合、常に餌が供給され、温度や日照時間が一定に保たれているため、発情のスイッチが常にオンになってしまうことがあります。

これはインコの健康に深刻な影響を及ぼし、適切な管理が不可欠です。

発情過多の原因

発情過多の主な原因の一つは、餌の過剰な供給です。セキセイインコは常に餌が豊富にある状態にあると、安心感を得て、発情を促進してしまいます。

自然界では餌が十分に手に入らない時期や環境の変化が発情期を制御しますが、家庭ではこのような制限がなく、結果的に一年中発情してしまう可能性があります。

発情過多が引き起こす問題

発情そのものはインコの自然な生理現象ですが、発情過多が続くと健康問題を引き起こすリスクが高まります。

特に、発情が長期間続くとホルモンバランスが崩れ、さまざまな病気を引き起こす原因になります。具体的には、以下のような問題が挙げられます。

オスの健康問題


オスのセキセイインコが発情過多に陥ると、精巣腫瘍が発生するリスクが高まります。

精巣腫瘍は良性であれば治療可能ですが、悪性の場合は手術が必要になり、場合によっては命を落とすこともあります。

飼い主としては、インコが過度に発情している兆候が見られた場合、早期に対処することが大切です。

メスの健康問題

メスの場合、発情過多によって卵を頻繁に産むようになり、これが腹壁ヘルニアの原因となることがあります。

腹壁ヘルニアは、腹部が異常に膨らむ症状で、これも手術が必要になることが多いです。

また、卵の量産はメスの体力を消耗させ、健康全般にも悪影響を及ぼします。特に、カルシウム不足が起こりやすく、骨粗しょう症などの症状も引き起こしかねません。

発情過多を防ぐための対策

発情過多を予防するためには、まず餌の管理が非常に重要です。

常に餌が満タンの状態で提供されると、インコは安心して発情し続ける可能性があるため、適度に餌の量をコントロールすることが求められます。

具体的には、餌を時間制で与える、もしくは少量ずつ提供することが効果的です。

また、日照時間や照明の管理も重要な要素です。セキセイインコは光の量によって発情が促されるため、照明を一定の時間で消すなどして、自然な昼夜のリズムを作ることが推奨されます。

人工的に長い日照時間を提供すると、発情が長引く原因となります。

飼い主ができること

発情過多を防ぐためには、飼い主の細やかな観察が欠かせません。インコが頻繁に発情の兆候を見せたり、異常な行動をとった場合には、早めに対策を講じる必要があります。

また、必要に応じて獣医師に相談し、適切なアドバイスを受けることも重要です。

セキセイインコが健やかに長生きするためには、発情過多の問題を軽視せず、しっかりとした管理とケアを行うことが必要です。